ラン先生の弟子たちによる認知行動療法

ラン先生
ラン先生と弟子たち

ラン先生は新たな人生を歩まれることになり、平成30年4月を持って当院を退職。アメリカに戻られました。
長い間当院で認知行動療法を担当され、そのユーモアで多くの患者さんを癒されていただけにとても残念です。

今後はその弟子たちによる認知行動療法を継続していきたいと思っています。
担当は吉田寛弘(よしだともひろ)と清水花澄(しみずかすみ)です。
ラン先生に負けないユーモアを交えながら、皆さんをリードして行くことでしょう。

認知行動療法

物事をとらえる(認知する)時に、ネガティブで嫌な気持ちが起こりやすいのを改善する治療法のことです。
ストレスが強い状態や、抑うつ状態の時は、ひがみっぽくなったりして、ネガティブな気持ちが強まります。

また逆に言うとネガティブな思考が強いとストレスを強く感じたり、抑うつ状態を誘発しやすくもなります。
そのため、このネガティブな思考を改善すれば、ストレスから開放されたり、抑うつ気分を改善することができることになります。

このような考えに基づき考案された新しい治療法が「認知行動療法」と呼ばれるもので、いぬお病院では入院患者さんを対象にラン先生が毎週月曜日に施行しています(人数の関係で、参加は入院患者さんだけに限らせて頂いています)。

ラン先生:Mr. RON HANKINS
アラバマ州バーミンガム出身。
サムフォード大学で歴史学を専攻。
ジョージア州マーサー大学にて心理学を修得。
1975年に来日して以来、様々な新しい心理療法を実践。
2014年からいぬお病院で非常勤心理士として勤務。