| 精神科・心療内科 | 佐賀県鳥栖市萱方町110 TEL:0942-82-7007 | 
 
| 2006年8月号 「あがり症」「赤面症」などの「社会不安障害」は脳内物質『セロトニン』のコントロールで治しましょう。
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| 「社会不安障害」って何ですか? 
 言葉だけ聞くと大変難しい病気のように感じますね。しかし、これはいわゆる「あがり症」や「赤面症」のことです。要するに、人前で他人の視線を浴びるような場面で極端な緊張状態になり、ドキドキしたり、手足がふるえたり、顔がこわばったり、どもってしまったり、頭の中が真っ白になって何をしゃべっていいのかわからなくなったりするために、日常生活に支障をきたす病気の事です。
 
 え、それって病気なの?
 もちろん、皆さん人前に出たり、偉い人や面識のない人と話す時には、きっと緊張される事だと思います。しかし、この緊張がハンパではなくて、本人にとってどうしようもない苦痛を与え、そのために社会生活を制限されるようであれば、病気としてとらえます。つまり、このために会社で仕事を出来なくなったり、誘いを断らなければいけなくなったり、極端な場合は、公衆トイレでさえ用を足せなくなったりすることもあるような場合です。
 
 性格なのではないですか?
 もちろん、性格として生まれつき引っ込み思案な方や、恥ずかしがり屋な方はいらっしゃいますよね。しかし、性格だから「あがり症」は治らないと決めつけてしまうと、その困った問題を一生抱えて過ごさなければなりません。そこで最近研究が進み、これは”脳内物質のバランス”が悪いためだと考えられるようになり、治療が可能になりました。
 
 『セロトニン』をコントロール
 たびたび紹介していますが、脳内物質『セロトニン』のコントロールでこの困った病気「社会不安障害」は治せるようになりました。その為には、お薬の服用が必要です。早く治療して楽しく過ごしましょう。
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| ■『セロトニン』コントロールで治せる「社会不安障害」チェックリスト 
 <あがる場面>
 □結婚式など人前で字を書く
 □みんなとの食事
 □人と面と向かってしゃべる
 □初対面の人との会話
 □公衆トイレでの用足し
 □会議での意見や発表
 □会社での電話
 
 <その時の症状>
 □声がふるえる、どもる
 □手足がふるえる
 □心臓がドキドキする
 □息苦しくなり胸がつまる
 □顔が赤くなる、青くなる
 □顔がこわばる
 □喉がカラカラにかわく
 □食事がのどを通らない
 □ムカムカ吐き気がする
 □考えられず頭が真っ白になる
 □何をしゃべっていいか分からなくなる
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